| 社交ダンスには大きく分けて、モダンスタンダードダンスとラテンアメリカンダンスがあります。
社交ダンスとひとくくりにされてはいますが、その踊り方はまったく異なり、それぞれの起源も違います。
そもそも社交ダンス(俗に言うSocial-danceというのは和製英語で、正式にはBollroom-danceといいます)は
貴族などの身分の高い男女によって踊られた、かつてのヨーロッパ宮廷舞踏がはじめと言われています。
ウィーンの宮殿舞踏会などで踊られたヴェーニーズ・ワルツから始まり、それがアメリカに伝わった時に、
曲のテンポがゆっくりなボストン・ワルツ、今のワルツへと変わりました。
19世紀末ブエノスアイレスの
港町の酒場にて貧しい民衆の間で荒々しく踊られたタンゴ、また同時期アメリカの南部、奴隷解放宣言後の
南米では黒人達が日ごろの鬱憤を晴らすために歌い踊るブルースが生まれ、20世紀初頭ジャズの
前身であるラグタイムから発祥し、パリで流行り動物の歩行を模したような踊り、スローフォックストロット
が生まれたといいます。その後1923年にチャールストンのブームに合わせ、速いテンポで演奏した
スローフォックストロットはワンステップと呼ばれ、後の1929年にクイックステップ
と呼ばれるようになりました。
一方ラテンアメリカンは、南米キューバの黒人奴隷たちによって1916年頃より踊られたルンバを始め、
そのルンバにジャズのスイングを加えてできたマンボから、1950年頃キューバのダンスフロアにて
チャチャチャが生まれました。
社交ダンスにおけるサンバはブラジルから発祥したものではありますが、
カーニバルで踊られるそれとはまた異なり、上流階級の人種が室内で踊れるスマートにアレンジされた
もののようです。 パソドブレは元々スペインの伝統行事『闘牛』の入場の際用いられる曲調の総称であり
社交ダンスで踊られているのはその闘牛を模して踊られたフランス発祥のダンスです。 1920年代より広ま
り 、ジャズにあわせ踊られたリンディホップにスゥイングのリズムが加えられ、複雑化したその踊りは1930
年代、ジッターバグ、今で言うジルバまたはジャイブと呼ばれるようになりました。
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